令和 8 年 9 月のシルバーウィーク以降、世界中でAIを使用したと思われるサーバーなどへの攻撃が続いています。日本国内に限ってみてみても相当数の企業・団体が被害になっていて、サービスの一時停止などを余儀なくされています。また、情報流出が全く止まらず、日を追うごとにその数が増えている状態。必要以上に多くの情報を外部のネットワークに保存している危機管理のなさが露呈しています。「いつか使うだろう」とか「取得したものはまとめて保存しておこう」ということなのでしょうが、危機意識の欠如が混乱に拍車をかけているようです。
それとは別に、 PHP の重大な脆弱性が確認されています。PHP は Web サーバー上で動作し動的な Web ページを生成するために使われるサーバーサイドのスクリプト言語で、最新の安定版には PHP 8.5.12 が採用されています。これは先に発表された脆弱性の対策をしたもので、日本時間の 10 月 21 日の夜から修正版が配布されています。サーバーの管理者は使用する PHP のバージョンを変更する作業が必要になりますが、 Web サイトの構造が複雑だったり提供しているサービスが多かったりする場合は、それだけ手間と時間がかかります。
神奈川県協会の Web サイトでも WordPress のテーマを使用するために PHPを使用していますが、既に対応済みです。 Web サイトには個人情報などを保存しておりませんし、ディスカッション(コメント)機能もオフにしているので影響は限定的ですが、 Web ページを書き換えられるなどして詐欺サイトなどへの流用をされないようにするためにも、使用しているプログラムやスクリプトの更新を続けています。 Worepress のテーマは自動更新されるものもあるのですが、それ以外は手動なのでアンテナを張っていないと見落とすことがあります。
個人などでプロバイダのホームページ作成機能などを使用している場合、 PHP などをユーザー自身で更新をしなければならないところがあります。 SNS やブログサイトなどの場合はサービス提供者側の責任で行いますが、個人で管理している場合は放置せず、可及的速やかに対策をすることが必要になります。
これから先も AI を使った脆弱性への攻撃と、それに対する防御のせめぎあいが続きそうですが、どうしても受けるほうが後手に回ります。サーバーにどのような情報を保存するのか、そして必要がない情報の管理をどうするのか。改めて考えなければならない時代になっているようです。